ERS(有機廃棄物超高速発酵乾燥装置)
食品廃棄物・し尿・下水汚泥・家畜糞尿などを短時間で処理し、乾燥状態まで変化させることができる廃棄物処理装置です。
・高い減容率が実現できます。処理物によりますが1/5~1/10になります。
・バッチ処理ですが、1バッチ平均2.4時間で処理が進みます。
・投入前に特別な処理は不要で、すべてそのまま投入できます。
・成果物は、要望に応じて柔軟に変更することができます。
・廃棄物中の水分含有率は、70~90%から30%以下、10%程度まで下げることができます。成果物はさらさらの乾燥粉末になります。
・悪臭は完全にブロックします。排水処理は不要(出ない)です。
・安価ではありませんが、4年程度の投資回収期間が一般的です。
・投入エネルギーは蒸気とわずかな電力で足ります。
・食品工場などではインライン化も可能です。
微生物の力を最大限に活用するノウハウがあり、廃棄物処理において大幅な化石燃料使用削減を実現できます。廃棄物処理環境も大幅に改善することが可能になります。
基本情報
土着菌から処理槽の中で微生物の選抜を行い、基本的には3種類の共生菌を処理槽内で増殖させることにより、食品廃棄物などの有機廃棄物を短時間で発酵分解し、かつ水分を蒸散させます。
3種類の共生菌は、国際特許微生物寄託センターに寄託されています。
万が一、不都合が生じた場合には、蒸気により処理槽を120℃以上の高温にし、完全に滅菌することができますので、安全です。
本体は、例えば8トン処理タイプ(24時間稼働時)で、長さ9.5m奥行2.1m高さ2.6mというサイズで、広大なスペースは必要としません。
投入~処理~乾燥~排出という基本サイクルを、平均2.4時間で進めます。オペレーターは必要ですが、監視程度で、メンテナンスは容易です。処理槽内のロータがゆっくりと回転するのみなので、故障もほとんど起きません。
国内外30基以上稼働しており、国内外ともに導入が加速しています。
価格 | ※処理量により価格が異なります。 |
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価格帯 | お問い合わせください |
納期 | お問い合わせください ※受注より4か月 |
発売日 | 取扱い中 |
型番・ブランド名 | ERS-0~7型 |
用途/実績例 | 食品工場~インライン化することにより、発生場所で処理され、コストダウンに止まらずスペースの有効活用が実現しています。 ゴミ処理場~海外のゴミの山がこの装置で処理され、有効活用できる土地におまれ変わっています。 下水処理場~大量に発生する汚泥の処理には大量の化石燃料を使用していましたが、この装置で大幅に減容・乾燥させることができ、化石燃料の使用量の大幅削減とともに、汚泥保管場所も削減することができています。 牧場・養豚場・養鶏場~糞が敷料や肥料などで活用できるとともに、悪臭の発生を防止、さらには堆肥貯蔵場所が不要となり、畜舎の拡大につながっています。 家畜屠殺場~病死する家畜の処分は大変に煩わしい作業ですが、豚や鳥であればこの装置にそのまま投入して処理できます。血液の処理も大変に煩わしい作業ですが、この装置で簡単に処理できます。 |
よく使用される業種 | 環境、エネルギー |